※スクリプトの使い方とコードはいつもどおり記事の最後にあります!
Live2Dに欠かせないインポート用psd
基本的なLive2D用のpsdファイルの作り方として「素材分け用」と「インポート用」の2つに分けましょうみたいなのはLive2Dを扱う人たちにとっては馴染み深いと思います。
Live2D公式もそんな感じにやりましょうね?みたいなことをマニュアルにかいています。
別名保存操作が地味にめんどくさいインポート用psd
インポート用psdファイルを作る手順は以下のような感じです。とても基本的なことです。
① レイヤー未結合のパーツ分けが完了した。
② 公式が配布している「Live2D_Preprocess.jsx」を実行し、結合処理をする。
③ 別名保存をしてインポート用psdを作成する。
ただ、この作業…③が地味に手作業が多いんですよね…今回のスクリプトは③をサクッとやっちゃうものです。
どれだけめんどくさい?
この地味に手作業が多い③の作業…を分解してみると下のような感じになります。
- 「ファイル」メニューをクリック
- 「別名保存」をクリック(もしくはショートカットコマンド [Ctrl+Shift+S] など)
- 保存画面で保存するフォルダを選択
- インポート用psdの名前を作る
- 保存ボタンを押す
いや…大したことないやろ。これぐらい手作業でやりんさいと思うかもしれません。
だって「ファイル」メニューをクリックするのにそこまでマウスカーソル動かさないといけないし、そこからたくさん出てくるプルダウンメニューから「別名保存」を探すのが大変だし、「別名保存」の項目を狙ってマウスカーソルでエイム定めるの疲れるし、保存画面開いたら今度は保存するフォルダを選ばないといけないし、そのために目的のフォルダの場所まで移動するのも時間かかるし、名前をつけるのに保存名の欄にマウスカーソル合わせるのもめんどうだし、お茶飲みたいのにキーボードを使って名前を打たないとだし、末尾に[t01]みたいな添字をいれるために拡張子の手前に狙い定めるの疲れるし、なんなら名前つけるのミスると変な拡張子になっちゃってやり直しになるし、どうせなら最後の保存ボタンを押すのも…etcetc
とまあこんなかんじで・・・難しいことじゃないけどなんかこう微妙に脳ミソを使わされる感じ。自動化できないかな~ってことでさっとつくりました。手も指も動かしたくなかったんです。
スクリプトの使い方
【使い方】
① パーツごとに結合がおわったら(「Live2D_Preprocess.jsx」の実行後など)本スクリプトを実行。
② 実行すると開いているpsdファイルと同じフォルダ階層に「[同じpsdファイル名]_import_[タイムスタンプ]」というファイルが生成されます。
たとえば「hiyori.psd」というファイルに対してスクリプトを実行すると、「hiyori.psd」と同じフォルダ階層に「hiyori_import_20211211045840.psd」みたいな感じに生成されます。
開いていたpsdファイルは保存されずに閉じられます。なので素材分け用psdファイルを結合して保存してしまった…ってことも起きません。べんり。
See the Pen
Untitled by TaniNatsumi (@taninatsumi)
on CodePen.
このスクリプトで時間を節約すればコーヒーを口に運ぶ時間や、TwitterでサッとTL確認する時間や、メールをサッと確認する時間ができますね!!
ファイル名の後ろにつける名前やタイムスタンプをカスタマイズしたいときは「getTimeStamp関数」をいじったり、「var fileName = n.join() + ‘_import_’ + getTimeStamp();」のあたりをいじってくださいませませ。